スーパーの「アピタ」「ピアゴ」をドンキへ転換

関東・東海地方を中心とするスーパーの「アピタ」と「ピアゴ」を運営するユニーが、両店舗をディスカウントショップのドンキホーテへの転換を進めることがわかった。

2017年10月17日、J‐CASTニュースの取材にユニーの広報担当者は、「(スーパーのドンキホーテへの転換は)『5年後が勝負』と考えての決断だった」と語った。

ドンキのノウハウを活かし、顧客層を広げる

ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)とドンキホーテホールディングス(HD)は、2017年6月から業務提携を検討。8月24日に合意書を締結した。

その際、子会社のユニーの株式の40%をドンキホーテHDに譲渡し、「アピタ」「ピアゴ」のドンキホーテへの転換を発表していた。ドンキホーテが持つノウハウを小売り事業に活かし、顧客層を若年層まで広げることが目的という。

今回の発表はそれを受けたもので、18年2~3月には6店舗の転換を先行する。ユニーの広報担当者は、「最初はドンキホーテの色が強く出た店舗づくりになるが、その後は状況をみて調整していく」と話した。

「アピタ」「ピアゴ」の店舗数は200店舗(2017年10月16日現在)。5年後の2022年には全店舗の半分にあたる100店舗をドンキホーテに転換するとし、その後も状況に応じて転換を進めるという。

ユニーの広報担当者は、10月17日のJ‐CASTニュースの取材に、「東京オリンピック終了後の景気の停滞や、少子高齢化を見据え、5年後の2022年が勝負と考えている」とも言う。

また、16日には「アピタ」「ピアゴ」「サークルK」「サンクス」で使えるユニーの電子マネー「ユニコ」が、18年春をめどに全国のファミリーマートでもサービスが始まることも発表。これにより、ユニー・ファミリーマートHDの全国の約1万7000の店舗でユニコを使って買い物できる。

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