スーパーのジョイス(盛岡市)は13日、宮城県進出第1号となる「仙台松森店」が仙台市泉区松森に10月末、オープンすると発表した。同社は2月、八戸市出店で青森県に初進出した。今後は仙台を中心に宮城への出店攻勢を強める方針。
仙台松森店は国道4号バイパスのダイシン泉店隣に立地。鉄骨平屋で店舗面積は2084平方メートル、従業員は約150人。「食の提案型スーパーマーケット」をコンセプトに、店内調理の焼き魚や焼き鳥など総菜コーナーを充実させる。年間売り上げ目標は16億円。
同社は2009年度から店舗や不採算部門の見直しを進め、岩手県内では6店で新築・改装を実施。仙台松森店は今春の出店予定だったが、東日本大震災で延期していた。今回の出店で、今夏に開店予定の北上鬼柳店を含め岩手35店、青森、宮城、秋田各1店の計38店となる。
小苅米秀樹社長は「少子高齢化で各地の商圏が縮小している。仙台の消費者に、旬や鮮度にこだわったサービスを提供したい」と話している。