スーパー西友・仙台勝山公園店が6月閉店、再開発計画の一環

 スーパーの西友(東京)が仙台市青葉区上杉2丁目の勝山公園店を6月10日で閉店することが4日、分かった。住友不動産が一帯で検討中の再開発計画の一環。店舗が入る勝山ボウリングクラブの建物を所有する勝山企業(同市)は今後、更地にして住友側に引き渡す。
 西友によると、東日本大震災後に勝山企業から「建物被害が大きい」と賃貸借契約解除の申し入れがあり、応じることにした。
 勝山公園店は2002年6月、勝山ボウリングクラブの1階の一部を改装し、テナントとして開店した。売り場面積は990平方メートル。24時間営業で、食料品や日用品を販売している。
 勝山企業と住友不動産は10年9月、勝山公園店の土地と隣接するスケート場跡地など約1万7000平方メートルの売買契約を締結した。勝山ボウリングクラブのボウリング場は大震災で天井や壁など、施設が大きな被害を受け、昨年4月10日に閉鎖された。
 住友不動産は取得する土地をマンションの開発用地などに活用する方向で検討しているが、同社は「具体的な開発内容や着工時期は未定」としている。

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