セブン、同一商品で支払い増=税計算変更で利用者混乱

セブン-イレブン・ジャパンが10月の消費税増税を前にレジの計算方式を変更したため、同じ商品でも支払金額が変更前より増えるケースが起こっていることが18日、明らかになった。事前に注意喚起などを行っておらず、利用客の混乱を招いている。

 セブンは「利用者への周知が事前に十分できていなかった」と釈明。17日から変更を知らせる案内を店舗に掲示するなどの対応を始めている。レジの計算方式について、政府は「事業者の判断に委ねられている。消費者に理解されるよう適切な対応を行ってほしい」としている。

 セブンでは、これまで商品ごとに8%を課税した税込み価格を合計して支払金額を算出していたが、16日からは購入商品の税抜き価格を合計した全額に8%を課税する方式に変えた。

 税抜き価格93円のコーヒーを3杯購入した場合、これまでの支払額はそれぞれに8%を課税した100円を足し上げた300円。だが、変更後は3杯の税抜き価格の合計279円に課税しているため、支払額は301円となり、利用客は1円多く支払うことになった。

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