セブン&アイ・フードシステムズは、コネクテッドロボティクスが提供する調理ロボットの活用を開始。関東近郊の「ポッポ」の一部店舗にて、たこ焼ロボット「Octo Chef」とソフトクリームロボット「レイタ」を展開する。
たこ焼ロボット Octo Chef
ソフトクリームロボット レイタ
導入の目的は、外食企業における人員不足という課題の解決や、従業員の労働環境改善の推進。
活用するのは、AIによる画像認識を通じたディープランニングなどの技術と、アーム型ロボットを組み合わせた調理ロボット。これにより従業員の作業低減や、高温の調理器具の前で調理を続けることがなくなるなど労働環境が改善されるとしている。
またコネクテッドロボティクスは、来店客はソフトクリームの巻き作業から商品の提供までの作業工程をソフトクリームロボットが行なうところを見ることができ、エンターテインメントとしても楽しめるとしている。
たこ焼ロボットの作業は生地流し込みから焼き上げで、焼きムラがないかも確認可能。1回あたりの生産量は96個(約12人分)。食材の仕込みとトッピングはスタッフが行なう。
ソフトクリームロボットの作業は注文受注から商品提供で、1個あたりの提供時間は30秒から40秒。
セブン&アイ・フードシステムズの店舗において実証実験を実施し、調理に加え、食器の洗浄などにおける活用の可能性を模索しつつ、導入拡大を計画している。