[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年10月15日放送で、「芦屋の屋外広告物条例案」について取り上げていました。
日本有数の高級住宅地として知られる兵庫県芦屋市。落ち着いた住環境を守るため、芦屋市が2016年4月の施行を目指しているのが、「屋外広告物条例」です。
この条例案では、建物より上にある屋上広告は市内全域で禁止に。壁から突き出した看板も小さなものを除いて禁止になります。さらに、看板に使える文字の大きさや色も制限されます。
京 都市や金沢市など既に景観条例を実施している自治体はありますが、市の担当者は他の例を参考にいいとこどりした、「全国一厳しい条例」だと胸を張ります。 芦屋市都市計画課では、「一度芦屋に足を運んで街並みを見れば、他の街と違う雰囲気があると感じられると思う。大きな看板や派手な看板は違和感があり、芦 屋の街並みにそぐわない」として芦屋に沿うように条例を作ったとしています。
芦屋への出店は覚悟が必要!厳しい条例案
2016 年4月からスタートする、日本一厳しくなる「屋外広告物条例案」ですが、駅前などの広告物誘導特別地域であっても関係なく規制されるとのことです。具体的 には、屋上広告の禁止、壁面突出広告の原則禁止、壁面広告の規制強化、色彩にかかる規制強化、アドバルーンやネオンサインなどその他の広告物の禁止などで す。
芦屋市役所(KishujiRapidさん撮影、Wikimedia Commonsより)ちなみに芦屋市役所本庁舎についている市章が条例に抵触する可能性があるとのことで、市が「まず自ら襟を正す必要がある」と撤去を検討しているとのことですが、さすがに市章は広告ではないので良いのではないか、やり過ぎではないかとの意見があります。
芦屋市では”センスのある看板”のみを認めるとしていますが、果たしてセンスのある看板とはどのようなものなのか、芦屋に出店している方々やこれから出店しようという方々の悩みの種となりそうです……。(ライター:ツカダ)