セントラル自動車、小型車「ベルタ」 来月から生産スタート

 セントラル自動車(宮城県大衡村)はトヨタ自動車の国内向け小型車「ベルタ」の生産を10月3日にスタートさせる。同社は現在、ベルタと同型で輸出仕様の「ヤリスセダン」と国内向けの「カローラアクシオ」を手掛けており、計3車種を製造することになる。
 同社は8月、本年度の生産台数見通しを8万9000台から10万2000台に上方修正。この時点で3車種化を前提にしており、生産計画に変更はない。
 ベルタは現在、トヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が手掛けており、セントラルは一部の生産移管を受ける。生産台数は1カ月当たり800~900台程度になる見込み。
 関自工岩手は年末にも、新開発した小型ハイブリッド車の生産に乗りだす見込み。ベルタの一部生産移管は東北にあるトヨタグループの完成車製造拠点の稼働率を平準化するのが目的とみられる。

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