ゼビオアリーナ仙台の通年型スケートリンク、来年7月に開業へ

ゼビオアリーナ仙台(仙台市太白区)に整備される通年型アイススケートリンクが2025年7月の開業を目指していることが22日、分かった。ゼビオホールディングス(HD)が来月、大規模改修に着手し、完成後に施設を仙台市へ寄付する。

 フィギュアスケートの国際規格に対応した縦30メートル、横60メートルのリンクを張る。リンク使用時の客席は約3500~4200席となる見通し。可動式の断熱床を上に敷くことで、氷上以外の競技や催しもできる。

 このほか、バスケットボール男子、B1仙台が26年開幕予定の新たな最高峰リーグ「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に参入することを見込み、固定席は約700席増の約4700席とする。公式戦の開催時は仮設席を加え、Bプレミア参入要件の5000席以上を確保する計画だ。

 ゼビオHDは施設を寄付する代わりに管理運営権を一定期間受託する。同種施設「フラット八戸」(青森県八戸市)を運営する傘下の「クロススポーツマーケティング」(東京)に担わせる考え。

 市は9月3日招集の市議会9月定例会に、寄付を受けた後のゼビオアリーナ仙台の指定管理者をゼビオHDからクロススポーツマーケティングに変更する議案を提出する。

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