ソニー株式会社、凸版印刷株式会社、KDDI株式会社、株式会社朝日新聞社の4社は24日、7月1日付で共同設立した事業企画会社「電子書籍配信事業準備株式会社」を、11月4日付で「株式会社ブックリスタ」として事業会社化したと発表した。
ブックリスタの事業内容は、電子書籍共通配信プラットフォームの提供。コンテンツの収集・電子化、管理、顧客認証、課金システム、プロモーション業務など、コンテンツ販売サービスのためのオープンなプラットフォームを構築していくという。端末メーカーやストア事業者は、ブックリスタのプラットフォームを利用することで、オンライン上に各社のストアを設置し、各種端末向けにコンテンツを提供できるとしている。まずは文芸書やビジネス書、エッセイなどのジャンルを扱い、順次コミックや新聞、雑誌などにも拡大する予定。
ブックリスタの資本金は1500万円、資本準備金が1500万円。代表取締役社長には、事業企画会社の代表取締役だった今野敏博氏が就任した。
ブックリスタのウェブサイトには現在、「本やコミックは、紙を媒体にしようと、ネットワークを媒体にしようと、その本質が変わるものではありません。いつでも人の心を感動させ、生活を豊かにしていくものです。多くの人々に電子出版物との出会いの場を提供し、その素晴らしさを体験していただき、素敵なライフスタイルの扉を開いていきたい」との今野社長のメッセージが掲載されている。