ソニーがタブレット端末を17日から日本に投入、4.5万円から

[東京 1日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)は1日、タブレット端末「ソニータブレット」を9月17日から国内で発売すると発表した。画面サイズ9.4型の「S」のWiFiモデルから発売する。
 価格は16ギガバイト(GB)が4万5000円で、32GBが5万3000円。携帯電話の3G回線(3G+WiFi)を利用できるモデルは10―11月からNTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)で発売する。
 ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)を通じた米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の「iPad(アイパッド)」のWiFiモデルの販売価格は16GBが4万4800円、32GBが5万2800円で、ほぼ同水準の価格設定。
 この他にもソニータブレットとして、5.5型サイズの画面2枚を搭載して折りたためる「P」(4GB)を発売する。Pは屋外での利用を想定してWiFi専用モデルの商品化は見送り、NTTドコモが発売する3G+WiFi搭載モデルのみを用意した。
 NTTドコモが発売するSとPの3G+WiFiモデルは現時点で価格の公表を見送ったが「SとPとも最大2年間の利用で1万台後半になるような価格設定にする」(広報)としている。
 ソニーの予測によると、タブレット端末の国内市場は、10年度の85万台に対して、11年度は200万台、12年度は320万台に拡大する見込み。ソニーは「12年末までにグーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)陣営で1番になる」(鈴木国正業務執行役員)との目標を掲げている。
 ソニーは31日、欧州家電見本市「IFA」が9月2日から開幕するのを前に、ソニータブレットを9月から日米欧で順次発売すると発表した。 
 (ロイターニュース 村井令二)

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