ソフトバンク、LTEを使った月980円の固定電話サービス「おうちの電話」

ソフトバンクは、固定電話サービス「おうちのでんわ」を7月5日より提供する。一般家庭向けの新サービスで、利用料は月額980円(税抜、以下同)。

「おうちのでんわ」は、LTE通信対応の宅内向け機器「でんわユニット」と宅内用の電話機を繋いで利用する固定電話サービス。通話サービス「ホワイトコール24」をベースに、LTEで通信する「でんわユニット」を活用。回線工事なしで宅内のどこでも固定電話を設置できる。利用できる電話番号は「03~」など、いわゆる0AB~J番号に対応。110番や119番などいわゆる緊急通報への電話や、他社の携帯電話・固定電話、FAXの送受信が利用できる。

引っ越しする場合は、「でんわユニット」はそのまま引越先でも手続きなしでも利用可能な仕組みだが、ソフトバンクでは住所変更の手続きをするよう案内している。

でんわユニット

利用料は月額980円。でんわユニットの代金は465円×36回払いで、同額の月月割が適用され、でんわユニットの代金は相殺される。通話料は全国一律で3分7.99円。携帯電話宛のうち、ソフトバンクの携帯電話宛ては無料で、それ以外は1分16円。番号表示(400円)やキャッチ電話(300円)、着信転送(500円)といったオプションも用意される。このほか、初期費用として、契約事務手数料800円や番号利用登録料1000円がかかる。NTT東日本/西日本の加入電話やISDN電話で新規契約時に得た電話番号であれば番号ポータビリティが利用でき、その継続登録料は2000円。

ブロードバンドサービス「SoftBank Air」か、ソフトバンク/ワイモバイルの携帯電話とセットで利用すれば、「でんわまとめて割」として480円割引され、「おうちのでんわ」の利用料が月額500円になる。「SoftBank Air」のAirターミナルの下にでんわユニットを重ねて設置できるようデザインされている。

でんわユニットとAirターミナルを重ねたところ

ソフトバンクでは、若年層を中心に固定電話の利用が減少している一方で、緊急時の連絡先などで「0AB~J番号」が必要な場面もあり、従来より気軽に固定電話を使いたいユーザーに向けたサービスと位置付けている。

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