衣料品大手ストライプインターナショナル(岡山市)と携帯電話大手のソフトバンクは15日、ネット通販サイト「ストライプデパートメント」を運営する合弁会社を立ち上げ、サービスを始めたと発表した。主なターゲットは35歳以上の女性だ。3年後には2千ブランドをそろえ、大手百貨店と同規模を目指す。国内で衣料品販売に力を入れ始めたアマゾンジャパンに対抗する。
ストライプインターナショナルは、カジュアルブランド「アース ミュージック&エコロジー」(国内285店舗)などを展開。合弁会社の資本金約4億のうち約8割を出資した。
15日に開設したネット通販サイトには、三陽商会やレナウンなど比較的高価格帯の600ブランドをそろえ、6万点以上の商品を取り扱う。返品無料の試着サービスや、スタイリストによるコーディネートの提案サービスが特徴だ。利用者に手持ちの服を写真で登録してもらい、提案する際に商品の重複を避けると同時に、ビッグデータとして分析し衣料品メーカーに提供する。