ソラマメ「最高の出来」 宮城・村田で収穫始まる

宮城県村田町で22日、町特産で初夏の味覚として知られるソラマメの収穫が始まった。作業は6月上旬まで続き、町全体で約70トンの収量を見込む。

 同町足立の農業村上博さん(72)は敷地内の約4アールの畑で栽培。順調に育ったソラマメの房を傷つけないよう丁寧にはさみで切り取り、「実が大きくなる5月は温暖で適度な雨も降り、最高の出来になった。旬の味を楽しんで」と話した。

 甘くて濃い味が特徴の町産ソラマメは例年より1週間生育が早いという。今月末から道の駅村田で本格的に販売され、価格は1袋(500~1000グラム)400~1300円。30日にゆうパックの出発式があり、6月7~9日には恒例の即売会「ドレミファそらまめまつり」が開かれる予定。

 町では1935年ごろ、ソラマメ栽培が始まった。現在は約70戸が生産し、栽培面積は計約700アール。

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