キッチンカー製造・販売のTHREE(スリー、仙台市若林区)は、タイから直輸入した三輪自動車「トゥクトゥク」のレンタル事業に乗り出した。タイではタクシーとして使われ、小型でかわいらしい見た目と窓のない開放感が人気の乗り物で、爽快な街巡りを楽しんでもらう。
計5台を取り扱う。運転手を含む4人乗りが1台、7人乗りが4台。車体や座席の色はそれぞれ異なり、金と黒のボディーにピンクの座席、タイでは定番のボディーが黄と青や深緑の車両などがある。
軽自動車と同じエンジンを搭載し、排気量は660cc。悪天候時は屋根に備え付けのビニールを下ろすと窓代わりになり、雨風を防ぐことができる。
1時間当たりのレンタル料は4人乗りが3300円、7人乗りが4400円。連日利用には割引がある。1回の利用台数に制限はない。運転手は普通自動車免許が必要で、利用前にはこつや注意点を説明する。
トゥクトゥクのレンタル事業は7月に始めた。三瓶貴司社長(39)が20代の頃にタイで乗ったトゥクトゥクの爽快感を思い出し、昨年5月に再訪。人脈を生かして首都バンコクの工場を見学し、その場で直輸入できないか直談判して事業化にこぎ着けた。
三瓶社長は「風やにおいを感じる開放感たっぷりの移動手段で、旅行を楽しむスパイスのようなもの。トゥクトゥクの魅力を知ってほしい」と呼びかける。
利用はスリーのトゥクトゥク専用サイトの問い合わせフォームか電話で予約する。連絡先は同社022(349)5853。