タブレット授業の実戦集 学情研賞を受賞

宮城県総合教育センターが教員向けに作成したタブレット端末の授業活用ポイント集「今日の授業タブッCiao!」が、第31回学習デジタル教材コンクール(学習ソフトウェア情報研究センター主催)で、最高賞に次ぐ学情研賞に選ばれた。
ポイント集は2014年度、専門研究員と指導主事ら7人の情報教育研究グループが作成。(1)教員に1台(2)児童生徒のペアやグループに1台(3)児童 生徒1人に1台-の3場面ごとに「撮影した静止画の活用」「プレゼンテーション」など活用法を17項目に分けてウェブ上で紹介している。
イラストや写真を多用し理解しやすいよう工夫。タブレットの初心者向けに用語集やQ&A集も付けた。担当者は「ポイント集からイメージを膨らませ、さまざまな授業に応用してもらうのが狙い」と話す。
文部科学省の調査(13年度末現在)によると、情報通信技術(ICT)を使って指導することが「割とできる」「ややできる」と答えた県内の教員は63.7%。県は15年度末までに95.0%にする目標を掲げる。
仙台市を除く県内の公立小中高校と特別支援学校のタブレット端末台数は12年度末が244台、13年度末は732台で年々配備が進む。国は、20年度までに児童生徒1人1台ずつの配備を目指している。
コンクールには個人、団体計115件が応募。27日に東京で表彰式がある。

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