タブレット端末の業務活用、半数超が「仕事の効率が良くなった」

 メディアインタラクティブは2月28日、「iPad/タブレットPCの利用に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2月23日から同25日まで、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」で全国の20歳代から50歳代までの仕事をしている男女1500人を対象に実施したもの。
 iPad/タブレットPCを仕事で利用しているかどうかを聞くと、利用している人の割合は8.1%だった。これらの人に、実際に仕事で使う頻度を聞いたところ、「毎日仕事で使う」が59.0%で最多となり、これに「2日に1回程度使う」が17.2%、「週に1回程度」が12.3%で続いた。
 仕事でiPad/タブレットPCを使う用途を複数回答形式で聞くと、「メールチェック」が73.8%、「ブラウザの活用」が53.3%、「スケジュールの管理・活用」が48.4%、「ビジネス資料の保持・活用」が44.3%、「プレゼンテーションデータの保持・活用」が41.8%となった。ソーシャルメディアの活用については、Twitterが最多で25.4%、次いでmixiが14.8%、ブログ作成とFacebookがともに11.5%で3位となった。
 iPad/タブレットPCを使うようになって仕事の効率が変わったかどうかを聞くと、「以前よりよくなった」が53.3%。「以前と変わらない」の 41.8%と「悪くなった」の4.9%を合わせると46.7%となり、効率が良くなったとする人が若干これを上回ったことになる。効率が良くなったと考える理由として「操作性の向上」や「携帯性」を挙げる人が多く、「動画でのプレゼンテーションがスマートになり、Webでの展開が説明しやすくなった」といった意見もみられた。
 iPad/タブレットPCを扱う際の情報セキュリティに関しては、「安心している」と回答した人は41.8%だった。「少し不安」が50.0%と半数を占め、「かなり不安」とする人も8.2%となった。理由として「なんとなく」「セキュリティがどのようになっているのか分からない」など、漠然とした不安を挙げる人が多かった。

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