タンチョウ優雅に羽休め 大崎・蕪栗沼で3年連続確認

ラムサール条約登録湿地の蕪栗(かぶくり)沼(大崎市田尻)に、3年連続で、国の特別天然記念物タンチョウ1羽が飛来している。
 飛来を確認したNPO法人蕪栗ぬまっこくらぶ(同市)によると、昨年12月30日から年明けにかけて飛来したとみられる。雌雄は不明。5日午前8時10分ごろ、ハクチョウやガンに交じり、水辺で羽を休めているタンチョウを見つけた。
 キツネが近づくと、首を上に伸ばして驚いた様子だったという。
 タンチョウは赤い頭頂と黒色の羽の先が特徴。北海道東の釧路湿原などに生息する。2010年、県内では34年ぶりに飛来が確認された。
 ぬまっこくらぶの戸島潤事務局長(40)は「一昨年、昨年と飛来したタンチョウと同じ固体の可能性がある。ことしも3月ごろまではいるのではないか」と話している。

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