ダイエー仙台店閉店 イオン3月12日開店

仙台市青葉区中心部で40年以上営業してきた「ダイエー仙台店」が3月8日に閉店し、同12日に「イオン仙台店」としてリニューアルオープンすることが23日、分かった。イオンは昨年1月にダイエーを完全子会社にしており、仙台店を仙台圏の拠点に位置付ける。
イオンは昨年9月以降、全国のダイエー88店をイオングループの事業会社に移管している。東北は仙台店だけで、管轄はイオンの事業会社イオンリテールの東北カンパニー(仙台市)に変わる。従業員約360人の雇用は継続する方針。
売り場は4月下旬の大型連休をめどに順次、切り替える。食品は野菜、魚介など地元食材の販売に力を入れる。住まい関連や子ども向け商品、衣料品の品ぞろえも充実させる。
イオン仙台店は総合スーパーで東北42店目。東日本大震災発生から5年の3月11日にプレオープンし、翌12日に本格営業を始める。
家坂有朋東北カンパニー支社長は「ダイエーとイオン、両方の強みを生かす。シニア層に加え、家族連れや単身者の普段の暮らしに役立つ店をつくる。仙台、東北の情報を発信する拠点にしたい」と説明する。
ダイエー仙台店は1975年9月9日に開店。地上8階、地下2階の売り場で、食品、衣料品、化粧品、生活雑貨などを販売してきた。震災時は2日後に営業を再開し買い物客に対応するなど市民生活を支えた。

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