ダイハツ工業は20日、ガソリン1リットル当たり30キロと国内最高レベルの燃費性能を持つ新型軽自動車「ミラ イース」を発売した。既存の「ミラ」を約4割上回る燃費で、価格は2輪駆動車で79万5000~112万円。ガソリン車でも、ハイブリッド車(HV)並みの低燃費車が登場した。
「ミラ イース」は、実際の走行パターンを考慮した国内新燃費基準「JC08モード」で、1リットル30キロの走行を実現。ガソリン車では、マツダが6月末に発売した小型車「デミオ」の25キロを超えて最高に達し、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」の32.6キロに迫った。
燃焼効率の高いエンジンを搭載した上、設計の工夫で既存車より車両重量を約60キロ軽減。時速7キロ以下の低速になると自動でエンジンが止まる機能も採用、燃費向上を徹底した。【時事ドットコム編集部撮影】