チューリップ1万5000本見頃・山元

山元町坂元の常磐自動車道脇の休耕田に、地元住民が植えたチューリップ約1万5000本が咲き誇っている。
緑化活動に取り組む住民グループ「坂元ダイスキ実行委員会」が、3月1日の常磐道の全線開通と東日本大震災で大きな被害が出た町への支援に感謝を表そうと企画。中山熊野堂仮設住宅の近くに花畑を作った。
富山県砺波市の若手栽培農家でつくる「トナミ球根研究会」から復興支援で贈られた原種の球根を活用。昨年12月、約1ヘクタールに住民やボランティアら十数人で植えた。
チューリップは今月上旬に開花。赤い花のじゅうたんが春風に揺れ、常磐道を走るドライバーらの目を楽しませている。
実行委の岩佐孝子事務局長は「来年はさらに数を増やし、ドライバーにもっと良く見てもらえるようにして感謝の思いを伝えたい」と話している。

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