ツイッター、ロゴを「X」に変更へ 青い鳥に「さようなら」

【AFP=時事】実業家イーロン・マスク氏は22日夜、自身が所有する米ツイッターについて、青い鳥のロゴを廃止し、「X」の名称でイメージ刷新を図る考えを明らかにした。決済機能などを備えたアプリへの移行を早急に目指すとしている。

 マスク氏は「近くツイッターというブランドと、そして段階的にすべての「鳥」にも別れを告げることになるだろう」とツイート。「ツイート(鳥のさえずり)」という表現を生んだロゴに終止符を打つ考えを示した。

 マスク氏は昨年10月にツイッターを440億ドル(約6兆2000億円)で買収。以来、従業員の大量解雇によるコンテンツモデレーション(投稿監視)システムの崩壊や、マスク氏の経営スタイルが敬遠され、同氏は今月に入り、広告収入がほぼ半減したと明らかにしていた。

 一方で、ツイッターのプラットフォームを利用した決済やeコマース(電子商取引)といった機能の導入を目指してきた。

 リンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者は23日のツイートで、Xは「オーディオ、動画、メッセージの受送信、決済を中心に無限の先進的な双方向性」を備えたアプリだと指摘。「アイデアや商品、サービス、さまざまな機会を生み出すグローバルな市場」を創出すると説明した。

ツイッター、ロゴを「X」に変更へ 青い鳥に「さようなら」© SEBASTIEN BOZON / AFP

 ツイッターに対抗し、フェイスブックを運営する米メタは今月、対話型アプリ「Threads(スレッズ)」のサービスを開始。ユーザーは1億5000万人に達したとされるが、市場調査会社センサー・タワーによると、利用時間は激減している。(c)AFP【翻訳編集】AFPBB News

タイトルとURLをコピーしました