米Nielsenは6日、Twitterのツイート件数とテレビ番組の視聴率の間には相関関係があるとする調査結果を発表した。
Nielsenでは、プライムタイムに放送された221番組をサンプルとして、分単位の視聴率とツイート数の関係を調査。48%の番組で視聴率がツイート数に有意な影響を与えており、29%の番組でツイート数が視聴率に有意な変化をもたらしたという。
48%の番組で視聴率がツイート数に影響、29%の番組でツイート数が視聴率に影響
ツイートが視聴率に変化を与えた割合を番組のジャンル別に見てみると、競争型リアリティ番組が44%と高く、コメディは37%、スポーツは28%で、ドラマは18%となっている。
ツイートが視聴率に変化を与えた割合(番組のジャンル別)
Nielsenのチーフリサーチオフィサーを務めるPaul Donato氏は、「時系列分析により、視聴率が急上昇するとツイート数も急増し、逆にツイート数が急増すると視聴率も上昇するといった、統計的に有意な影響が確認できた」と説明。TwitterのチーフオペレーティングオフィサーであるAli Rowghani氏も、「これらの結果は、パートナーであるテレビ局が長年我々に伝えてきた『Twitterはテレビのライブ視聴を促進する』という内容を実証するものだ」とコメントしている。