新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テレワークを導入している企業が増えてきているが、自宅などで働くビジネスパーソンはどのように感じているのだろうか。
直近1カ月以内に週1日以上テレワークをしている人に、テレワークをしてみて感じたことを聞いたところ、管理職は「通勤時間がない分、読書や勉強などスキルアップの時間が持てる」(37.8%)、一般社員は「人間関係のストレスがなく気楽」(36.7%)がそれぞれ1位であることが、あしたのチームの調査で分かった。テレワークをして、管理職の人が感じたこと(出典:あしたのチーム)
管理職の2位は「人とのコミュニケーションがなくさみしい」(30.6%)、次いで「仕事態度に緊張感がなくなった」(25.5%)、一般社員の2位は「仕事態度に緊張感がなくなった」(28.0%)、次いで「通勤時間がない分、読書や勉強などスキルアップの時間が持てる」(25.3%)だった。
この結果について、あしたのチームは「テレワークで人と会う機会が減り、管理職は『さみしい』、一般社員は『ストレスがなく気楽』と感じていることが分かった。周囲の目がなくなることで『仕事態度に緊張感がなくなった』と感じるのは管理職も一般社員も同様のようだ」と分析している。テレワークをして、一般社員が感じたこと(出典:あしたのチーム)
テレワークをしている部下に対して
管理職の人に、テレワークをしている部下に対して不安を感じていることを聞いたところ「生産性が下がっているのではないか」(48.0%)がトップ。次いで「報連相をすべき時にできないのではないか」「仕事をサボっているのではないか」(いずれも32.7%)。「オフィスに出社している時と異なり、部下の様子を近くで見られないことから、部下の仕事ぶりについて心配したり疑念を抱いたりする人が多いようだ」(同)テレワーク時の部下に関する不安(出典:あしたのチーム)
インターネットを使った調査で、直近1カ月以内に週1日以上テレワークをしたビジネスパーソン300人が回答した。調査期間は3月31日から4月1日まで。