テレ東 STARTO社の新規キャスティング解禁へ SMILE―UPの補償、経営分離など評価 対応変更

テレビ東京は3日、東京・六本木の同局で定例社長会見を行い、STARTO ENTERTAINMENT所属タレントのキャスティングについて、これまでの対応を変更することを発表した。 【画像あり】嶺百花、異例の10月テレ東入社アナに!  石川一郎社長は「テレビ東京は、去年から1年間かけて、旧ジャニーズ事務所側といろんな話をしてきた。我々から要望・要求を出して応えていただくという作業を続け、いくつか進展があったと率直に評価している」とコメント。  SMILE―UP.の取り組みに対し「まず、求めていた被害者の救済については、かなり進んで、保証金が支払われているということが確認ができている。これについては、まだまだこれからも続くと思うが、現段階で進展が大きくあったと理解している」と語った。  加えて、ファンクラブの事業が新しく設立した会社に継承されたこと、SMILE社がブライト・ノート・ミュージックと共同で保有している音楽などの原盤権などについて、保有割合を減らしていくことになったことを評価した他、「再三にわたって求めてきたガバナンスの確立と経営の分離については、藤島さんが代表取締役はもちろん、取締役を退任したということで、経営の分離が進んだと考えている」との見解を示した。  一連の対応を受け、石川社長は「今後、いろんな形で取引を続けながら、会社に要望を出していくことになると思う」とし、同事務所所属のタレントのキャスティングについては「我々としては、STARTOさんといろんな手続きを進めた上で、あとの起用は現場の判断に任せるということになる」と話した。  同局は昨年9月の定例社長会見で、旧ジャニーズ事務所側に「調査の申し入れ」をした上、同14日には書面で経営改革などの対応を急ぐよう求めたと報告。具体的な成果を得られたと確認できるまでは、同事務所への「新規の出演、依頼は極めて慎重に判断する」との方針を表明し、以降一貫して同事務所所属タレントの新規起用を見合わせていた。

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