創業者の性加害問題をめぐり、スポンサー離れが急加速するジャニーズ事務所。視聴者からの批判も高まる中、大みそかのNHK紅白歌合戦への出場も危ぶまれているが、思わぬ形で影響が出ていることが浮き彫りになった。
紅白をめぐっては、ジャニーズ事務所の性加害問題をめぐって、所属タレントの出場の可否が検討されている。例年であれば、5~6組が出場しているが、今年は多くても2~3組の出場にとどまるとみられている。
そんな中、25日付スポーツニッポンは、目玉企画にも影響が及んでいると報じた。紅白内で進められているとされる開業40周年を迎えたディズニーランドとのコラボ企画から、ジャニーズタレントは外される可能性が高いというのだ。米ウォルト・ディズニー社がコラボを認めない可能性があると指摘している。
「例年、企画ものにはジャニーズのタレントがバックダンサーとして多く出演し、盛り上げてきました。女性アイドルグループもまじえて、大勢でみせるパフォーマンスは〝お祭り〟的で映えますから、番組の目玉でした。しかし今回は彼らの出場人数自体も激減するでしょうから、企画への登場は望むべくもない」と音楽関係者。さらにこう続ける。
「国内企業がジャニーズ事務所と距離を取るようになっていますが、特に人権侵害や児童虐待といった問題について外資企業はより厳しい姿勢で臨んでいます。子供たちに夢を与える米ディズニーがなおさら厳しいことは言うまでもありません。この事態にテレビ各局ではジャニーズ側から出演を辞退することを望む声も少なくありません」
紅白は例年、10月後半から11月にかけて出場者が発表される。果たしてどのような顔ぶれが出場するのか。