デジタル素材マーケットの「PIXTA」が音楽素材の販売を開始、YouTubeでの利用も可

写真やイラストなどデジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」を運営するピクスタ(東京都渋谷区)は10月16日、BGMや効果音、歌などの「音楽素材」約8万点の販売を開始した。1点から購入可能で、価格は540円(税込、以下同)から。商用・非商用を問わずに利用できるという。

photo PIXTAより

販売する素材は、音素材マーケットプレイス「Audiostock」のクリエイター約6000人が作成したオリジナルサウンド約8万点。効果音や音声は一律540円で、BGMは1080円、2160円、3240円の3種を、歌は3240円、4320円、5400円、7560円、1万800円、2万1600円、3万2400円、4万3200円、5万4000円の9種を販売する。いずれも1点から購入でき、商用・非商用を問わずに利用可能。YouTubeなどでも使えるという。

photo 素材の価格(同社の「購入ガイド」より)

同社の発表によれば、スマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及、動画広告やライブ動画配信サービスの市場拡大などから、音楽素材の需要が増加。ピクスタではすでに150万点以上の動画素材を販売しているが、ユーザーからは音楽素材の販売を求める声が上がっていたという。

そこで同社は2016年11月にAudiostokを運営するクレオフーガ(岡山県岡山市)と、音楽素材販売での協同を目的に業務提携を締結。17年中にAudiostokの音楽素材をPIXTAで販売すると発表していた。今後は18年中に音楽素材購入者1000人を目指すほか、新しい音楽素材も随時追加する予定としている。

PIXTAは06年5月公開のストックフォトサービス。アマチュアを含むクリエイターが登録した2800万点以上のデジタル素材をロイヤリティーフリーで販売しており、英語版や中国語版(簡体字・繁体字)、タイ語版、韓国語版のサイトも運営している。

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