[データ] LINEは「のどか」、Facebookは「外向き」、Twitterは「内向き」、ユーザーの志向に顕著な差

急成長を続けるソーシャルメディアだが、利用者ごとの価値観特性を見るとLINEは「のどか志向」、Facebookは「外交的×先取り志向」、Twitterは「内向的×先取り志向」とそれぞれ明確に分かれている。ブランドコンサルティング会社のリスキーブランドが分析結果を明らかにした。
同社は毎年5月に15―64歳男女を対象にインターネット上でアンケートを実施し、4000人余りから回答を集め、それをもとに推計をまとめている。
まず主要ソーシャルメディアのアカウントを所有する利用者のうち各サービスを「日常的に活用している」という人の数を見ると(グラフ参照)、2013年はLINEは1094万人でトップ。今回初めて調査、分析対象となったサービスだが、若年層の強い支持を得て他をしのいだ。
Facebookが906万人でこれに次ぐ。同サービスを日常的に使う人はこの2年で5.8倍に増加しており、特に高年齢層ではLINEを上回る支持がある。3位のTwitterは783万人で、この2年で1.4倍増えた。一方、4位のmixiは440万人で、この2年で37%減少している。
成長を続ける上位3つのソーシャルメディアは、それぞれインスタントメッセンジャー(IM)、SNS、ミニブログといった利用場面の違いごとに地位を確立したと、リスキーブランドは分析する。
詳細なアンケート結果をもとに各サービス利用者の特性を見ると、LINEの「のどか志向」は甘えたい、伝統的男女感、地元志向、ロマンチックといった価値観と関連が強かったと、リスキーブランドは分析している。これに対しFacebookの「外交的×先取り志向」は社会のためになりたい、視野を広げたい、自然に触れたいといった価値観と強くかかわっているという。さらにTwitterの「内向的×先取り志向」は、愚痴、刹那主義、自分の隠れ家といった価値観と関連が強かったとしている。
(植木 皓=ニューズフロント)

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