放送プロデューサーのデーブ・スペクターが7日、フジテレビ系「Live News イット!」に生出演。ジャニーズ事務所創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題で、同事務所の初の記者会見について言及した。 注目ポイントを聞かれると、デーブは「言わなければならなければいけないことをちゃんと言ってる。言いづらいこともけっこう言っている印象はある」と評価しながらも「ただ、同時に週刊文春などを中心にこれから(会見での発言内容に)ファクトチェックがされると思う。被害者の会も反論もあると思いますね。(会見内容は)すべてをこのまま鵜呑みにしてはいけない」と述べた。 さらに「もう1点は結局、(ジャニー氏の性加害について)日本の懸命な取材や報道があったにもかかわらず、外圧で始まったんです」と指摘。3月に放送された英国BBCで放送されたドキュメンタリーが、ジャニー氏の性加害を追及したことで、ようやく日本でも問題視され始めたが、デーブは「それで動き出したことは反省しなければならない」と断じた。 その上で「背景にいろんな圧力があるのはなぜなのか。ダンマリして見ないふりを何十年もしてきたのは、おいしい思いをしてきた人がいるとか、個人的な理由でやってきたっていうことは反省するところはたくさんある」「たくさん説明しなければ理解されないと思いますので、あんまり決めつけとか言わない方がいいと思う」と持論を述べた。