トイレの1千万円を宮城県に 八戸市、岩手と福島にも

 青森県八戸市の早狩博規総務部長は1日、宮城県庁を訪問し、市庁舎のトイレに10月27日に置かれていた現金4千万円のうち1千万円を宮城県に振り込んだことを報告した。
 早狩部長は現金に添えられていた手紙の内容を宮城県の岡部敦保健福祉部長に紹介。差出人は寄付自体の公表を望んでいなかったが、現金が適切に渡されたことを差出人に伝えるために公表に踏み切ったと説明した。
 岡部部長は「宮城県民は志をありがたく思っている」と謝意を示した。八戸市は1日までに、差出人の意向に沿って岩手、福島両県にも1千万円ずつ送金した。

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