トマトキムチは再起の味 被災企業が商品化

東日本大震災で被災したキムチ製造「趙さんの味」(仙台市)は8月1日、宮城県産トマトを使った「仙臺(だい)まるごとトマトキムチ」を発売する。
仙台、多賀城両市の農家が栽培したトマトを使用。ホタテやエビなど10種類以上を合わせた特製タレに半日だけ漬け込み、トマトの甘味や新鮮な食感が残るよう工夫した。
宮城野区蒲生にあった同社工場は津波で流失。2012年7月、同区中野に現工場を再建した。トマトキムチは1年以上かけ開発した。商品企画やパッケージのデザイン作成は、仙台市産業振興事業団と仙台印刷工業団地協同組合の支援を受けた。
李香星取締役(51)は「多くの支援でできた商品。パスタに入れるなど、いろいろな食べ方を楽しんでほしい」と話す。
1パッケージ972円。工場直売所のほか同社ホームページから購入できる。連絡先は同社022(259)7759。

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