トヨタ、ウーバーに5億ドル出資へ

[28日 ロイター] – トヨタ自動車<7203.T>が、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]に約5億ドルを出資すると発表した。自動運転技術を活用したライドシェアサービスの開発促進と市場への投入を目指し、両社の協業を拡大する。

トヨタとウーバーはともに業界大手でありながら自動運転車の開発では出遅れているため、共同開発によってライバルに攻勢をかける狙いがあるとみられる。

トヨタとの共同開発は、自社での開発よりも他社との提携を通じた開発を目指すウーバーの自動運転車戦略の表れといえる。また、今年3月にアリゾナ州で試験走行中の自動運転車が歩行者をはねて死亡させた事故を受け、同州での自動運転試験から撤退したウーバーにとっては再生の一歩となる。

5億ドルの投資額はウーバーの価値を720億ドル相当と見込んだ水準。

ウーバーを巡っては、ソフトバンクグループ<9984.T>率いる投資家連合が1月、ウーバーに出資。ソフトバンクが筆頭株主となった。

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