トヨタ自動車は30日、ミニバン「エスティマ」の生産を今年10月に終了すると明らかにした。1990年の登場以来、約30年にわたりファミリー層を中心に支持を得ていた。近年は「アルファード」など同社の他のミニバンに人気が移り、販売は低迷していた。
トヨタは「お客さまの需要の変遷と、商品ラインアップを総合的に考えた結果、生産終了はやむを得ないと判断した」と説明している。
エスティマは、丸みのある特徴的な外観などで人気となった。現行モデルは、2006年に全面改良した3代目で、ハイブリッド車(HV)も投入した。