トヨタ、スズキにHVシステム=全世界的な協業検討

トヨタ自動車スズキは20日、全世界的な協業の検討開始で合意したと発表した。トヨタは得意とするハイブリッド車(HV)システムなどの電動化技術を提供。スズキは高いシェアを持つインド市場で小型車をOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。お互いの強みを生かし、競争が激化する世界の自動車市場で生き残りを図る。
 トヨタの豊田章男社長は「協業が開発や生産の領域まで広がることで競争力強化につながる」とコメント。スズキの鈴木修会長は「ハイブリッド技術も使わせてもらえるようになったのは誠にありがたい」との声明を出した。両社は2017年に業務提携の覚書を結び、具体化を急いでいた。

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