トヨタ、マークX生産終了へ シリーズ50年の歴史

トヨタ自動車は24日、セダン「マークX」の生産を今年12月で終了すると発表した。前身の「マークII」からあわせて約50年、トヨタの代表的な車種だったが、近年はセダン需要が低迷。生産を打ち切ることになった。

 初代は1968年、「コロナマークII」として発売された。大衆車カローラ、コロナと高級車クラウンの中間的な位置づけだった。80年代は「ハイソカー」ブームに乗って人気を集めたが、90年代後半以降は、ミニバンなどに押されて低迷。若年層の取り込みを目指し、2004年にマークXに改名した。現行モデルは通算11代目。

 トヨタは同日、マークXの生産終了にともない「ファイナルエディション」と銘打った特別仕様車を発売した。全国のトヨペット店(東京は全販売店)で扱う。価格は消費税込み333万1800円から。

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