トヨタ、低燃費ガソリンエンジン開発 16年に販売台数の3割に搭載

[東京 10日 ロイター] – トヨタ自動車 は10日、ハイブリッド専用エンジンで培った燃焼改良技術などを生かした低燃費のガソリンエンジンを開発したと発表した。従来型に比べ燃費を10%以上高めた。
2015年までに全世界で新開発のエンジン計14機種を順次導入する。16年には販売台数の約30%がこのエンジン搭載車になる予定で、まずは4月に発売する「パッソ」など小型車を中心に搭載するとみられる。
燃費の面ではハイブリッド車が優れているが、東南アジアなど新興国ではまだ価格の面でガソリン車のニーズが高い。このため、トヨタはガソリンエンジンでもハイブリッド用エンジン並みの熱効率を実現し、商品力を高める。
まず近く投入するガソリンエンジンは、排気量1300ccのタイプと、ダイハツ工業 と共同開発した1000ccのタイプ。ハイブリッド用エンジンでの技術などを活用し、1300ccタイプでは量産ガソリンエンジンとして世界トップレベルの最大熱効率38%を実現。燃費は従来型に比べて15%向上させた。1000ccタイプでは最大約30%の燃費向上を可能にした。

タイトルとURLをコピーしました