トヨタ自動車は25日、燃料電池車(FCV)を2014年度内に国内で発売すると発表した。価格は700万円程度を予定している。欧米では来夏にも販売を開始する。
販売は首都圏、大阪府、愛知県、福岡県など大都市圏で、トヨタ店、トヨペット店が取り扱う。国などの補助金が電気自動車(EV)と同様と仮定した場合、購入金額は600万円前半となる。走行距離は、1回の充電で約700キロ。
FCVは、燃料電池に水素と酸素を取り組み、その化学反応で電気を発生させ、この電気でモーターを回して走る仕組み。ガソリン車で走る際に発生する排ガスと違い、水しか排出しないため、「究極のエコカー」と呼ばれ、世界的に開発が活発化している。