トヨタ、販売店全車種扱い前倒しへ 来春から全国で

トヨタ自動車が、「トヨタ店」「トヨペット店」など4系列の販売店で売る車を統一する時期を、当初の予定から最大5年早め、来年春とする方針を固めたことが分かった。昨年11月の発表では2022〜25年をめどとしていた。関係者によると、販売店側の要望が多く、前倒しすることにしたという。

 トヨタ車の販売店は全国で約5千店あり、トヨタ、トヨペット、カローラ、ネッツの4系列が異なる車を扱ってきた。近年はプリウスやアクアなど全系列で売られる車も目立ち、系列の垣根は低くなりつつある。だがトヨタ店のクラウン、カローラ店のカローラなど、ほかの系列では扱っていない車もある。

 東京のトヨタ直営の販売店では4月、系列ごとにあった販売会社4社を統合して4系列を廃止。全国に先駆けて、全店で全車種を扱い始めている。

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