トヨタ、108万台リコール ヴィッツなど13車種

 トヨタ自動車は9日、乗用車「ヴィッツ」「マークX」など13車種、計約108万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。海外販売分を含めると、不具合の起きる恐れのある車は世界で計約639万台に上り、現地の法令に基づいてリコールなどの対応を取る。
 トヨタは今回、3件のリコールを同時に届け出た。運転席のシートを前後にスライドする機構が壊れて固定できない▽配線の破損で衝突時にエアバッグが開かない▽スターターモーターが回りっぱなしになる、などの不具合が出る恐れがあり、モーターが焼ける火災が2件あった。
 トヨタは2012年にも、「ヴィッツ」や「ラクティス」など、世界で743万台が対象になるリコールを届け出ている。

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