トヨタ、4-6月期の営業益は9.1%増の7560億円に 売上高、利益とも過去最高

トヨタ自動車が4日発表した今4~6月期連結決算は、営業利益が前年同期比9.1%増の7560億円となり、4~6月期としては過去最高だった。消費税増税の影響で国内は苦戦したが、米国での販売が好調だった。円安やコスト削減効果も利益を押し上げた。

売上高は9.3%増の6兆9876億円で、リーマン・ショック前の07年4~6月期(6兆5226億円)を超えて過去最高になった。最終利益も10.0%増の6463億円と過去最高だった。

一方、通期(2016年3月期)予想については、売上高を上方修正し、前期比2.1%増の27兆8000億円を見込む。営業利益1.8%増の2兆8000億円と最終利益3.5%増の2兆2500億円は期初予想を据え置いた。いずれも過去最高を見込む。

一方、トヨタは同日、中国・天津に約590億円を投じて新たな生産ラインを作り、30年半ばから新型車の生産を開始すると発表した。生産能力は年10万 台で既存ラインの生産を29年末までに打ち切るため、中国全体の生産能力は変わらないが、新技術を導入して効率化を進める狙いだ。

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