トヨタ自動車が独BMWと環境分野で提携交渉を進めていることが分かった。BMWからディーゼルエンジンを調達するほか、トヨタが得意とするハイブリッド車(HV)技術での連携を検討中だ。世界で環境規制が強まる中、開発投資の負担を分担し、環境対応車の充実を図る。
エコカーとしてディーゼル車が主流の欧州で、トヨタの販売台数は昨年は約80万台で、シェアは約6%にとどまる。排ガスを抑える技術で強みを持つBMWのエンジンを積んだディーゼル車をトヨタブランドの低燃費車として欧州市場に投入。てこ入れを図る。
トヨタは今後もディーゼル車は欧州以外の地域では主流とならないとみて、開発投資を抑制。強みを持つHVや、