トヨタ「カローラ」初のHV発売 短期間で開発、燃費リッター33キロ達成

 トヨタ自動車は6日、小型車「カローラ」にハイブリッド車(HV)を追加して発売した。
 ガソリン1リットル当たりの燃費性能は33.0キロで、価格はセダンの「アクシオ」が192万5000円から、ステーションワゴンの「フィールダー」が208万5000円から。
 カローラ全体の月間販売目標は8000台で、そのうちHVは2500台を見込む。1966年に発売し、かつてトヨタを代表する大衆車にもHVを設定することで、HVの一層の普及拡大を図る。
 両車種とも、同社の小型HV「アクア」の1500ccハイブリッドシステムを採用し、ニッケル水素電池を積んだ。
 昨年5月に全面改良した時点では、ガソリン車で燃費を改善することを優先してHVの設定を見送っていた。だが、「予想以上にお客様からHVの要望が強かった」(中村)ため、短期間でHVを開発した。

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