トヨタ「８６」ショップ好発進　発売イベント　試乗待ちの列

　トヨタ自動車の小型スポーツカー「８６（ハチロク）」の発売を受けて、全国のトヨタ系販売店が７日、発表イベントを開催した。全国で２８３店舗に限定されている８６の専門ショップ「ＡＲＥＡ８６」にも多くの自動車ファンが集まった。
　都内に７つあるＡＲＥＡ８６の一つ、東京トヨペットのカーテラス渋谷店（東京都渋谷区）では、７台の展示車と５台の試乗車を用意。午前１０時の開店と同時に来場者が試乗の順番待ちに並んだ。
　トヨタブランドのスポーツカーは平成１９年で生産をやめた「ＭＲ－Ｓ」以来約５年ぶり。
　今月６日から販売を開始したが、月間１千台の販売計画に対し、受注はすでに８千台以上に積み上がり、好調な滑り出しをみせている。
　マニュアル車とＡＴ（自動変速機）車両方を試乗した３０代の男性会社員は「話題の車を早く試乗したかった。乗ってみると一層欲しくなった」と話し、担当者に装備やグレードを聞いていた。