2015年に4代目へとシフトした「プリウス」。カタログ上で40.8km/Lにも上る低燃費もさることながら、単眼カメラとミリ波レーダーを用い た先進安全機能「Toyota Safety Sense P」を全グレードに装着可能とするなど、安全性能の向上も注目のポイント。
国内 では国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構が行なうJNCAP予防安全性能評価にて満点で最高ランク「ASV+」を獲得していますが、欧州で衝突テストを行なうユーロNCAPコ ンソーシアムも「プリウス」が最高評価の“5つ星”を獲得したと明らかにするとともに、動画を公表しました。
ユーロNCAPの衝突テストでは、前面オフセット(64km/h)、側面(50km/h)、ポール衝突(29km/h)、歩行者衝突(40km/h)を行ない、“成人乗員保護性能”・“子ども乗員保護性能”・“歩行者保護性能”・“安全補助装置”を評価。
さらに2015年からは新たに背の低い女性ドライバーと後席に乗員を乗せた状態を想定した前面フルラップ衝突テストを導入したほか、緊急回避の自動ブレーキなどの先進安全装備も評価基準になりました。
5つ星を得るためには、成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で65%以上、「安全補助装置」で70%以上のポイントを獲得するのが条件。
4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されず、総合評価で5つ星を得るには75%以上のポイントも必要となるとのこと。
「プリウス」は「成人乗員保護性能」で92%、「子ども乗員保護性能」で82%、「歩行者保護性能」で77%、「安全補助装置」で85%を記録し、総合評価で5つ星を獲得しました。