トヨタが新型タクシー「JPN TAXI」を発売開始!セダン型から箱型へ

トヨタは、新型「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の発売を開始した。

発売された新型JPNタクシーは、タクシー業界の声を反映し開発した次世代タクシーとなる。全国のトヨタ店、トヨペット店を通じて販売され、価格はタイプ別に、和(なごみ)が327万7800円、匠(たくみ)が349万9200円(消費税込)となっている。

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JPN TAXIは、日本の“おもてなしの心”を反映し、子供、高齢者、車いす使用者、外国からの観光客など、様々な人に優しく快適なタクシー専用車として開発された。JPN TAXIの普及により、日本の風景を変え、バリアフリーな街づくり、観光立国への貢献を目指す。

具体的には、利用者が乗降しやすい低床フラットフロアや大開口のリア電動スライドドア(左側のみ)、車いすでの乗車も可能な構造など、グリップから構造全体に至るまで工夫と改良を重ね、様々な人に優しいユニバーサルデザインとした。

また、ロングライフで流行に左右されないスタイリングや、古くより日本を象徴する色として愛用されてきた藍色「深藍」のボディカラーをはじめ、一目でタクシーと認識でき、かつ街並みを美しく統一することを目指した。

さらに、ドライバーの観点では、ピラーの位置・形状の工夫やフェンダーミラー等により良好な視界を確保した。タクシー専用設計のこだわりとしては、ナビゲーション画面・料金メーターを利用者も見やすいセンター位置に設置できるようにするなど、機器類の配置を用途に合わせて見直し、機能性を向上した。

車両性能については、新開発LPGハイブリッドシステムを採用することで、19.4km/L(JC08モード走行燃費)の低燃費とCO2排出量の大幅な低減を達成し、環境性能と動力性能を高次元で両立させた。そして、「Toyota Safety Sense C」や6つのSRSエアバッグの標準装備など、安全装備も充実させた。

トヨタ タクシーの歴史

トヨタのタクシーは、1936年のトヨダAA型から始まり、1953年に発売したトヨペットスーパーRH型など、長年にわたり多くの利用者の移動を助けるクルマとして愛用されてきた。昔も今も、様々な道で、通常の車両より長い距離を走行するなど、厳しい使用環境で利用されており、クルマづくりのあるべき姿を追求するクルマの原点ともいえる。

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