トヨタと富士重がHVを共同開発 3-4年後に発売のSUVで、トヨタ側が主体

トヨタ自動車と富士重工業が新型のハイブリッド車(HV)の共同開発を進めていることが8日、分かった。
 両社が3~4年後にそれぞれ発売するスポーツ用多目的車(SUV)にトヨタのHVシステムを載せる。
 富士重は、自社開発のHV「スバルXVハイブリッド」を今年6月に発売しているが、今後強化される環境規制への対応にはトヨタと共同開発した方がメリットが高いと判断したもようだ。
 一方のトヨタは、累計販売が500万台を突破したHVだが、コストをさらに下げるには外販が必要で、マツダ以外にも供給先を広げたい思惑があったとみられる。
 両社は、2005年から資本提携している。07年に富士重は、トヨタのセダン「カムリ」の受託生産を米国で開始。2012年にはスポーツ車を共同開発し、トヨタ「86」、富士重が「BRZ」として販売している。今回のSUVの共同開発で両社の提携関係はさらに深まる見通し。

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