トヨタ自動車は、2013年の国内生産計画を当初より約20万台程度引き上げて約330万台とする方針を固めた。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」などで国内需要が見込みより増えている上、円安で北米や新興国向けの輸出も堅調なためだ。
具体的には、10~12月の生産台数を当初計画より約1割(約5万台)増やす方針で、すでに部品メーカーに伝えた。1~9月も、輸出の伸びを反映して当初より約15万台増える見込みとなっている。
13年の国内販売計画も、昨年末に発表した140万台から150万台へと上方修正する方針だ。小型ハイブリッド車(HV)「アクア」の販売好調が続いているほか、12年末に発売した新型「クラウン」や、5月に全面改良した高級車ブランド「レクサス」のセダン「IS」の受注が順調に伸びている。