トヨタ自動車が、中型セダン「カムリ」の次期モデルをハイブリッド(HV)専用車とすることが16日までに分かった。来年、国内投入予定の新モデルからHV専用になるとみられる。エコカー人気に支えられて需要の高いHVとすることで、中型セダンの販売底上げを図る狙いだ。
ミニバンや小型車を中心としたエコカー人気に押され、中型セダンタイプの販売は低迷している。トヨタとしては、カムリをHV専用とすることで、同じく中型HV専用車の「SAI(サイ)」などともに中型HVの商品のラインアップをを厚くしたい考えだ。
来年にHV専用車が投入されれれば、2012年春まで適用される政府のエコカー減税の対象にもなる見込みで、拡販を目指すことにしている。