ブランドコンサルティング会社の米インターブランドは５日、２０１６年のグローバル企業のブランド価値評価ランキングを発表した。トヨタ自動車が前年から順位を１つ上げて過去最高の５位に入り、日本勢首位の座を保った。１００位以内の日本企業は前年と同じ６社で、顔ぶれも変わらなかった。
全体の首位は米アップル、２位は米グーグルで、ともに４年連続。３位はコカ・コーラで、前年と同じく米国の３社が占めた。ランキングは２０００年に始まり、今回で１７回目。ブランドが持つ価値を金額に換算して比較している。
日本の自動車メーカーではトヨタのほか、ホンダが２１位（前年は１９位）、日産自動車が４３位（同４９位）に入った。自動車メーカー以外では、キヤノンが４２位（同４０位）、ソニーが前年と同じ５８位、パナソニックが６８位（同６５位）だった。
前年に初めてトップ１０入りを果たした米アマゾン・ドット・コムは８位に順位を上げた。１５位に入った米フェイスブックは２３位から８つ上げた。１００位以内のうちアジア企業は１１社。日本の６社のほか韓国の３社、中国の２社がランクインした。
