【ロンドン共同】トヨタ自動車の2021年の世界販売台数が2年連続で世界一となったことが12日、確実になった。ライバルのドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が同日発表した21年の世界販売台数は、前年比4.5%減の888万2千台となり、トヨタが1〜11月に世界で販売した約956万台を下回った。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で部品の供給網が混乱する中、影響が比較的小さかったトヨタが世界販売首位を維持。トヨタの台数はグループ内のダイハツ工業と日野自動車を含んでいる。
VWは、世界的な半導体不足の影響を受け、生産が停滞したのが痛手となった。