トリンドル玲奈、その「素性」と「評判」 乱立するハーフ枠から一頭飛び出し?

タレントのトリンドル玲奈が、10月期の連続ドラマ『いつかティファニーで朝食を』(日本テレビ系)で主演を務めることが発表された。昨年の『ロス トデイズ』(フジテレビ系)、『ごめんね青春!』(TBS系)など近頃は女優としての活動も目立つトリンドルだが、連ドラ主演は意外にも初となる。

「現在のようにハーフタレントが芸能界で重宝されるようになったきっかけは、やはりローラのブレイクでしょう。かつては梅宮アンナにマルシア、ここ 10年ほどでもリア・ディゾンやベッキー、男性ではユージにJOYなどが活躍し、一定の需要がありましたが、昨今のような“乱立”状態となったのは確実に ローラの功績といえます。日本人離れした風貌からはかけ離れた発言の数々が、視聴者以上に業界関係者のハートを掴んだのです」(スポーツ紙記者)

その後、ダレノガレ明美や水沢アリーらが「ローラに続け」とばかりに続々登場し、彼らハーフタレントの多くが参加するという「ハーフ会」の存在もメディアに注目された。

「しかしトリンドルに関しては、常に彼らとも一定の距離を保っている印象です。キャリアのスタートは雑誌モデルとバラエティ出演が2本柱でしたが、 2012年の連ドラ『黒の女教師』(TBS系)で女優デビューを果たすと、ドラマとともにCMオファーも殺到するように。また現役の慶応義塾大学の学生と いう意外な一面も相まって、“おバカ”や“賑やかし”といった肩書が付かない、珍しいタイプのハーフタレントに成長しました」(同記者)

日頃からプライベートでも顔を突き合わせているという他のハーフタレントと違って、トリンドルの私生活は地味そのものだと週刊誌記者が明かす。

「トリンドルの張り込みを続けていても、基本的に行動は1人だし、たまに男性と一緒にいたかと思えば所属事務所スタッフだったりします。態度や素行面で悪い話もまったく聞かないし、週刊誌としては非常にやりづらい相手です」

●海外でも賞獲得

そんなトリンドルのドラマ撮影現場での評価は、どうなのだろうか。

「新人の頃から“お客さん”気取りが一切なく、撮影前に必ず台本を読み込み、監督と相談しながら役づくりを進める熱意が、制作陣からも認められてい ました。単純な人気や事務所の力でキャスティングされている他のモデル上がりの女性タレントたちとは、一線を画していますね」(テレビ局関係者)

そんなトリンドルの演技力に関しては海外でも認められており、先日カナダ・モントリオールで開催された「第19回ファンタジア国際映画祭」では、 篠田麻里子、真野恵里菜とトリプル主演した『リアル鬼ごっこ』で、最優秀女優賞を受賞した。今後の活動に関しても、すでに1月以降の連ドラ出演をめぐり、 各局で争奪戦が行われている状況という。

「やはりトリンドルの一番の魅力は、ハーフ勢で唯一演技ができること。芸能界は完全な椅子取りゲームで、ハーフ枠に関しても次々と新人が出現し、過去の人間は忘れられていく。そんななかで唯一の“女優”であるだけに、トリンドルへの需要は今後も続くでしょう」(同)

業界に蔓延していた「ハーフタレントはバラエティ止まり」という常識を覆したトリンドル。今後の活躍が期待される。
(文=編集部)

タイトルとURLをコピーしました